「雪の降る日」は

こんにちは。
雪が降りましたね。
初雪でした。

子供の頃、雪の降る日は嬉しくて。
よく早起きしたものです。
雪を丸めて投げっこしながら登校。
白い運動場で駆けっこするのも楽しかったな~。

この頃では、血圧の心配もあり、
とりあえず猫のごとく
背中を丸めておとなしくしています。

さてと、
先週、額縁の修理のご依頼をいただきました。
銀箔フレームですが、下地もぼろぼろになっています。
これは、かなりひどい状態。
木の部分が削りとられている処もあり、
結構手間が掛かりそうです。
細かくチェックしたところ28箇所に及ぶことが判明。

お客様とご相談のうえで早速作業の掛かります。
まずは、全体をサンドペーパーでこすり落とすことから始めます。
文字にすると大雑把な作業のようですが、
後の作業のことを考慮して丁寧に慎重に作業を進めます。
木部の破損箇所には同質の木を埋め込みます。
小さい穴ぼこは強度のあるパテを使って補修します。
コーナーも強力接着材で補強。
そして、また磨きます。

パテで額縁補修

この時点ではいろんな色が見えます。
それぞれ古い下地や新しいパテなどが重なり合っています。
状況によってパテの種類も変えてあります。
そこを磨いたものですから、写真のように「まだら」っぽくなります。

この作業がうまくゆけば、修復の50%は完成したような気がします。
そしてちょうどこの頃、指に疲れが出てくるのです。

その後はいつもの塗装作業です。
ご覧のようになります。

額縁修理塗装

いずれも気を抜かないように・・・。

長くなりました。
この続きは、次回の報告とさせていただきます。
雪が気になりますが、皆様どうぞ無事故でお過ごしください。

  雪の降る日は、額縁修理・・・ 額装の㈱アート・コアマエダ(店主)