この時期の憂鬱

いよいよ梅雨入り。
そこへ初夏の雰囲気も混じってきました。
こんな季節は、気分もすっきりしませんね。
こんにちは。 

さてと、このところ憂鬱なことが有ります。


木材の入荷に遅れが、出始めたのです。
加えて価格の高騰。   
我々職人には、死活問題。     

巷では「ウッドショック」と命名されています。        
ニュース報道でも大きく取り上げられるようになりました。
なぜにこういう現象が起きたのでしょうか。

 
まず、木材運搬用のコンテナが不足していること。
次にコロナで家ごもり、家を買う人が増えて需要が急拡大しているということ(中国・アメリカ)。   
カナダの「松くい虫」の異常発生で、その代替品が品薄になってきた事。   
そこへ投機筋が、買い占めに動いてきたこと(日経新聞)。
と、そんな事情が重なっているようです。

こういう場合は、どんな対策が取られているのでしょうか。

ぼんやりと見えてきたことがあります。

デジタル化によるペーパーレスが、今まで以上に促進されつつあること。
今まで放置されてきた豊富な国内産木材の切り出しが始まったこと。
次の希望のストーリーは、
それを知った投機マネーが諦めて、早くどこかへ行ってくれること。
二度とこない事。
期待しています。

職人脳の小生も今は、「買い占めは、のう」と叫んでいます。  
額装の㈱アート・コアマエダ(店主)