京都は「怨霊の都」

こんにちは。
暑い日が続いています。
お元気ですか。

京都は「怨霊の都」と言われています。

調べれば調べるほどその根は深く、現代の政治の裏側にも影響を及ぼしていて、つくづく「恐ろしい」と思わざるを得ません。これまで学校で学んできた歴史の常識が、いかに歪められねつ造されてきたかを思い知る日々でした。

歴史学という面でみると日本の古代史学会の主流は、「藤原系」ともいわれる人々により握られており、ここでいくら主張しても認められないだろうと(私の勝手な解釈ですが)判断しております。さすれば、主張できるのは、小説の世界であろうと・・・

そう思って書き上げたのがこの作品です。


以上は、友人からの案内状の一部です。説明が後になってすみません。

与毛星和・著「冥官 小野篁」

案内状とともに一冊のハードカバー本が添えられておりました。平安時代の京都のある事件から物語が動いていきます。ページをめくったら、もう始まっています。

(序章)
真昼とは思えぬ深い闇だった。
黒く厚い雲が地上を覆い尽くし、陽光を遮って草や土の色さえ判別できない。
重苦しい「気」は、低く迫り、生き物を責め、追い立てているかのようだった。

歴史ミステリー小説。
与毛星和・著 「冥官 小野篁」
出版 ㈱文芸社 (1,600円+税)


「みょうかん、おののたかむら」「よもう せいわ」日ごろ使うことのない漢字の名前が出てきますが、そこだけは少し我慢が必要かと思います。

著者名は、ペンネームです。

京都大学を卒業後、外資系の企業やベンチャー企業などを経て帰郷後、御母上の介護の傍ら執筆を始めました。小生は彼のサラリーマン時代からお付き合いをさせていただいています。友人贔屓になりますが、宣伝をさせてください。

歴史に興味のない方にもお勧めしたい一冊。

この本では、地獄とこの世を時折移動します。内田康夫ミステリー文学賞。受賞作家だけあって、実に洗練された文章で、ぐいぐいと引き込まれていきました。文字が少し大きいので、読みやすいと思います。

読了後も、しばし、怨霊の平安時代の住民に・・・。

話は、変わります。

弊社倉庫のネズミのことですが、まだ居ます。糞が小さいので子供ではないかと思っています。ノロマな子供は、大人たちに置いていかれてしまったのでしょうか。

そうでないことを祈ります。

  今は、冷えた「ラムネ」が飲みたい!  額装の㈱アートコア・マエダ(店主)