今日もベストマッチング

ベストマッチング
こんにちは。お元気でしょうか。花粉の乱れ落ち、お見舞い申し上げます。さて、3月はアートワークなどのお見積もりや、ご提案の機会が増えます。おかげさまで、手前どもも忙しくさせていただいております。

まず最初に、ご予算の話から始まる事もあります。その度にコストを下げる工夫を、真剣に検討させていただいています。後日、その件についても記事にしようと思います。

本日は、作品と額装のマッチングについて。

絵を活かす額装法は、概ね一定の法則に従います。長年の経験から、直観のひらめくままにご提案させていただく場合もございます。

アート・コア マエダの木工作業場
アート・コア マエダの木工作業場2
ここは弊社の木工の作業場。まずは、念入りに打ち合わせの後、パーツごとに同時スタートで作業が始まります。最後にパーツは集められてセットされ、額縁の形になります。この後、塗装とか布巻きなどのセクションに送られます。次の工程の作業者に不便の起きないようにとの配慮が欠かせません。

作品と額装のマッチングを考える際にも、似たような配慮が必要です。「その一歩先」を考えねばならないのです。

いかなる空間に掛けられるか。
どのような場所、建物であろうか。
どんな人たちが鑑賞するのか。

少なくとも、その程度まではイメージを巡らさねばなりません。

飾られる空間の情報が乏しい場合には、やむなく個性を薄めたご提案をさせていただく場合もございます。部分の情報だけに固執すると、全体を見失う。過剰な技術論に固まらないで、飾られる場所など、全体をイメージしながら鑑賞者に楽しんでいただけるようにと、今日も精進しています。

木を見て森を見失う事にならぬように、目指すは、ベストマッチング。

   額装の㈱アート・コアマエダ(店主)