価格に下心あり

つぼみ桜

こんにちは。
お元気でお過ごしのことと思います。

梅は咲いたか、桜はまだかいな。
思わず唄を口ずさみたくなります。
写真は、弊社隣接の畑に咲いているつぼみ桜です。
まもなく咲きます。

今朝の新聞「経済情報」によれば
「デフレ脱却」「インフレ誘導」そして「株価の高騰」 
まずは、うまくいっている・・・とのこと。

しかしながら、われわれ庶民の収入が増える前に
ガソリン以外の物価が、先に上昇してしまったものですからね。
結果、消費者の満足は一番最後にされてしまいました。

当然、価格には気をつけています。
今までより慎重に買い物をする様になりました。

お寿司屋さんには「時価」という値札があります。
その日の仕入れ値に応じて変動するというものです。
これでは安心して注文することができません。
ただ、松、竹、梅、という価格の決まった定番がありますので、
これなら一応安心できます。
いわゆる、上、中、下の言い換え版ですね。
この場合の売れ筋は圧倒的に中間価格の「竹」だそうです。
わかる気がします。
そこで「松」の上に特上ランクのメニューを加えたところ、
不思議なことに「松」も売れ出したそうです。
選ぶ時の心理には、そんなことがあるのかも知れませんね。

次は、高級店の話です。
「さすが銀座!」
高級時計店や高級アクセサリー店が、存在感のある店構えで並んでいます。
外のショーウインドウには、200万円、300万円の超豪華な商品が、
平然として並んでいます。
こんな高級な商品を買う人いるのでしょうか。
中国人観光客の「漠買いツアー」を期待しているお店ですかね。
中に入りますと15万円とか20万円の商品がズラリ並んでいます。
やっぱり高価なのですが、
外の価格を見た後で一桁低い値札を見てしまうと、
なんとなく安く感じてしまうという「錯覚」。
これもお客の心理をうまく捕らえていますね。
まあ、私どもにはそれでも簡単には買えませんが・・・。

実はまだあるんです。
ファミリーレストランで、低価格を「売り」にしているお店があります。
全商品が299円とか399円、499円の表示。
1円違いなのですが、それ以上に安いイメージを受けます。
これも巧みな方法だと思いますが、経営者の下心が透けて見えます。

どれもこれもよく考えての価格戦略。
企業努力は感じますが、買う側にすれば
どうもうまくやられているようで、腑に落ちません。
皆様は、どのように思われますでしょうか。

そんなことで今回は、価格戦略のあれこれを裏読みしてみました。
まだありますが・・・又いつか。

価格の下心は読まれていますよ、念のため。

          額装の㈱アート・コアマエダ(店主)