出会いの京都

数年前に料理屋のカウンターで飲んでいた時のことです。

約30席くらい。
場所は、京都。

右側には東京の親しい画商さん。左側には地元の陽気なお客さん。
そういう店なのでしょうか、地元の方ともすぐに打ち解け盛り上がりました。

他愛もない話をしているうちに、ただの陽気なお客さんだと思っていた方が
実は中尾新也先生とおっしゃる画家だった事が判明。

「えっ!?」  

私が額縁屋だと知り、先生もびっくりなさっていました。
なんと弊社の額縁を使っていただいていたのです。

世に言う「偶然」とは、このことか。
「ありがとうございます。」
しかし、この夜は既にお互いテンションが高いだけの酔っ払いおじさん。

(グダグダぐーだ)

何度目かの乾杯の後、つきなみの握手でお別れしました。

その後カタログやサイトを拝見してわかったこと。
中尾先生は、素晴らしい作品を実に丁寧に製作しておられる。
あの夜のイメージとは、かなり違うぞ。(すみません)
私は職人ですが、一連の作品には素直に感動し何度も拝見したものです。

そんな中尾先生の作品がスカパーの桜チャンネルで紹介されていました。
もちろん額装は弊社が手がけたものです。

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「偶然の極みは必然か?」なんて、そんなことを今考えていました。
これからも、優れた作品をたくさん描いていただきたいと思います。

 カウンターの酔っ払い仲間  額縁の ㈱アート・コアマエダ