名こそ惜しけれ

こんにちは。

さて、古来より日本人には、名前を大切に想う心がありました。
「名こそ惜しけれ強者よ」です。
特に武士の世界では、家名を汚すことはできないという心が、強くあったようです。
不名誉なこと、卑怯な振る舞いを止めるストッパーにもなっていたように思われます。
まさに武士道精神そのものです。

逆にアートの世界では、
名前を伏せるという画家もいます。

イギリスのブリストル出身という以外は、本名も顔も知られていない謎の存在。
ミステリーなアーティストとして活躍。
通称名「バンクシー」さん。

スプレーを使ったステンシル技法。
世界を舞台に問題提起を投げかける社会風刺を特徴としています。
と同時にユーモアにあふれる人気作家でもあります。
ウクライナの戦場廃墟に現れて、黒焦げた壁にスプレー作品を残したりしています。
彼は、メディアを利用するのもうまいですね。
アート作品と通称名は、知られていますが顔と実名は、あくまで「ひみつ」

作品は、かなりの高値で取引されていると聞いています。
現代アート特有の戦略性を感じますね。


額縁も作品になっています。
全体をまるごとアクリルボックスに収めた額装にしています。
額装の㈱アート・コアマエダ(店主)