小作品ですが、

こんにちは。
急激に寒くなりました。
短い秋でしたね。
お元気でしょうか。

額装のため作品をお預かりしてじっと眺めていますと、
額縁がついていないのに額縁が見えてくる時があります。
そういう瞬間の「ひらめき」を大切にします。

今回の額装紹介はレンブラントのメゾチント(凹版画の一種)。
作品は小さく、しかも古いものです。
紙も茶っぽくなっています。
しかし、さすが素晴らしいものです。

オリジナル額装。
大きい額装とは、また違った意味で神経を使います。
繊細なんですが、あまり細かく模様を考えると、
ごちゃごちゃとした印象を与えてしまうので要注意なのです。

何度も作品と比較しながら着色します。
明暗の調和に気をつけます。
裏には中性紙をしっかりと当てます。
もちろん、前面は「紫外線カットアクリル」を使用します。

ご覧のような額装にさせていただきました。

レンブラントのメゾチント

   レンブラント額装

ところで前回の色即是空の話ですが・・・
誤解を生じるといけませんので下記に修正させていただきます。

すみません。

額縁は
①作品を生かすための衣装になりきります。
②精一杯、作品を守ります(物理的に・・・)。


最近の建物を見ますと新建材が、続々と採用されています。
壁紙や、家具の流行にも気を使いながらデザインをしています。

そういえばもう11月中旬です。
皆様、風邪などひかないように温かくしてお過ごしくださいね。

 小さい作品も大きく   額縁の㈱アート・コアマエダ