岩松是親油彩展

赤茄子
こんにちは。まずは、展覧会のご案内です。

岩松是親油彩展

岩松先生は、額縁の世界では高名な株式会社「古径」の経営者でもありました。額装業界の社会的地位向上に尽力された立志伝的人物。若い時から三岸節子画伯に師事、現在は画家として専念しておられます。ギャラリーには、生命力と自然愛に満ち溢れた素晴らしい作品が一堂に並んでいます。
必見です。

平成30年2月22日(木)~3月2日(金)
11時00分 – 19時00分
赤坂游ギャラリー
〒100-0014 東京都
東京都千代田区永田町2-14-3 東急プラザ2F
03-3595-7111


ここからは植物談義、夏目漱石の小説にも出てくる「赤茄子」の話です。茄子の種類にそんなのがあったかな?と不思議に思いますが、実は「トマト」のこと。外来種で、まだ名前が定まっていなかった明治の頃のことです。

小生は、思い違いをしていました。トマトは、てっきり夏の野菜と思い込んでいたのです。本当は2月から3月にかけて取れるのが一番美味なのだそうです。それもハウス栽培されたものが最高だとか。理由は、原産地の気候に似ているからだそうです。

原産地は南アメリカのアンデス山脈高原地帯。ヨーロッパにもたらされた当初、トマトの酸味によって食器の鉛が漏出してしまい中毒にかかる人が出たため、毒であると信じる人も多く、観賞用としてのみ栽培されていたそうです。

その後、最初に食べた人は勇気のあるパイオニア。どんな人だったのでしょう。

個人的な感想ですが「赤茄子」の語感が気に入っています。

関西では、叱咤激励する時に「ボケ茄子」「茄子カボチャ」という言葉を使うことがあります。不器用だった小生の修業時代を思い出してしまいました。

  額装の㈱アートコアマエダ(店主)