欧米語の侵略

日差しの強い毎日です。
皆様はお元気ですか?
お陰様で私は暑くても良好です。

先日、所用の為、新宿から渋谷へ山手線で移動しました。
久しぶりでした。

ほんの一瞬ですが、
左の車窓には、カラフルな景色が流れていきます。
白い壁と赤い屋根。
青い窓枠。
はて、
ここは日本のはず…?

渋谷駅を出て
西武系のデパート方面へ。
看板には、大小のアルファベットの文字。
正面には、外人女性のモデル写真。
英語文字と原色の看板。
日本語文字は、少ないなー。

いよいよ来たか、欧米語の渋谷侵略

暑さのためか歩いているうちに
偏狭な怒りに変わってきました。
理由の判らない「いらいら」。

看板の文字とは、関係ありませんが、
西洋では、過去千年も前から言葉を格別に大事にする文化があります。
そして、古代ギリシャ以来の伝統として、対話と討論を重要視します。
日本人から見れば異常なほどにですね。
家庭での母親の教育も、「議論に負けるな」って奴です。

「自己の主張、希望、否定あるいは肯定、はっきりと言語化しなさい」
「発言は、明晰であれ」

教育の方向が、きまっています。

過去の貿易摩擦や金融のトラブルが起きたとき
欧米の企業や政府は膨大な言語量を日本に向かって投げかけてきました。
我々は、上記の習慣が無かった為か、すくみきっていたように思います。
黙っていた為「認めた」とされた形跡もある。
あるいは、無知とされたかもしれない。

グローバル化が進む時代にこれからの日本を想えば
「沈黙は、必ずしも金ならず」
発言すべき時は、しっかりと言葉にする必要があると思うのです。

子供たちの国語力のほとんどは、家庭と学校で養われます。
「なぜ、水がほしいの?」と聞かれれば。
「のどが、渇いたから」と答える子どもが多いですが、場合によっては
「運動もしていないのに、どういう訳かのどが渇きます。気分は悪くありません」
と、自分の現状をきちんと言語化できるようにしておかなければなりません。

暑い日のブログです。あまり深く考えないでくださいね。

言葉で負けるな。 頑張れニッポン!

  欧米文字から渋谷を守る会 額縁の㈱アート・コアマエダ