民主主義と春の陽気

暖かい日が続いています。薄着になれば気持ちも緩みます。この季節のこの気分。いいですね。

こんにちは。

ちょっと真面目な話です。今、イギリスでは一旦決めたはずの「EU離脱」が、実行できない状態です。首相のリーダーシップをけん制する元気な野党。いろいろな利害や信条が絡む与党。私としては遠く責任の無い立場から勝手に叫ぶことしかできないのですが、「どうしますか、大事な国の方向ですよ!」

国民投票は「離脱」で決定でした。実質は、ほぼ拮抗状態でしたけども・・・。それぞれが真っ当なことを言っているように見受けます。

「言論の自由」は素晴らしい。しかし、衆知を集めようとする過程で混乱。結果、国家の意思を絞れない。

独裁者に権力を委ねて大失敗をした歴史もありました。さりとて現在の英国は「民主主義」。多数派の人たちが「最大多数の最大幸福」と言えば「少数派の意見を無視するのか」と言い返す人達もいるでしょう。オランダの衰退にも学べば、ヤッパリ限界がありそうにも思えます。新しい「民主主義」というか「決め方方式」が発明される時期かもしれません。

春ポカ陽気の独り言でした。


先週の仕事です。数量がまとまった生地縁。工程での打ち傷、カスレ傷を早期発見。ペーパーで磨いたり、軽く水を塗ったりして処置します。木地の額装は、最後まで神経を使います。


手前ども職人達の世界では「民主主義」より「完璧主義」優先ですね。

   額装の㈱アート・コアマエダ(店主)