笹倉鉄平先生



 通には異論もあろうが、パリ一番の小粋な場所はバンドーム広場だと思う。ナポレオン像を頂く円柱を囲み、名高いホテルや宝飾店が並んでいる。小雨の夕刻など、石畳に灯(ともしび)がにじんで大人の空気が満ちる▼近作で描いた画家笹倉鉄平さんは、「パリの持つ上品さ、高級感、エスプリ、気位の高さ、その何もかもを凝縮したような」と表現した。近くのコンコルド広場が太陽なら、ずっと小さく、しっとりしたこちらは月か。一角に、フレデリック・ショパンが39年の生を終えた部屋がある▼
(1月1日朝日新聞の天声人語より抜粋)


笹倉鉄平先生は、兵庫県出身の画家。
その作品には、やわらかい色調の中にも凛とした雰囲気が漂っています。
おそらく既発表の作品はすべて鑑賞していると思いますね。
それほどに好きな作家の一人です。
今年の新作を、今から「ワクワク」楽しみにしているほどです。

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