草野球と甲子園

こんにちは。
ひんやりとした風が時折吹いてきます。
台風の影響もあり、いよいよ身の周りにも秋の備えが必要になりました。

お元気ですか。

十年以上も前になりますが、弊社にも野球チームがありました。
小生は、ホームランバッターとして活躍していました。(ここだけの話ですが)
お取引先や従業員との交流でワイワイ楽しくやっていました。
試合後の冷えた缶ビールがたまりませんでした。
この当時の各対戦企業様とは、
野球部消滅後も変わりなくお仕事をさせていただいています。
草野球の不思議なご縁ですね、ありがとうございます。

さて、今年も甲子園の高校野球を観戦いたしました。
全国47都道府県4000校ほどのチームからの選抜ですから
甲子園に出場するだけでもすごいことですよね。
郷里や、今生活している地域の代表が出場すれば
尚更、応援に熱が入ります。
テレビやラジオでの放送にも、真剣に目と耳が行きます。

テレビの前から離れた時に限って、
逆転劇や、大きなハプニングが起きるものなんですね。
トイレにも行けなくてハラハラ、モジモジ。
一つのゲームのなかにも何度かの緊張の波があって、
それは、それは面白い。
その都度、小説を一冊読みきったような心地よい充実感。

負けたチームの選手は、その後はもう登場できません。
次のステージに立つには何としても勝たねばなりません。
何度も登場してくれば、球児の顔と名前は脳裏に焼きつきます。
そして校歌は、勝つほどに繰り返しで記憶に残ってきます。

余談になりますが、校歌はいいものですね。
背筋が伸びて、心のなかの濁った部分が洗浄されるような
サワヤカ気分になります。

スタンドでの応援の一人、30代中ごろの男性が紹介されていました。
10年と少し前にエースとして活躍された方だそうです。

「当時ベスト4まで残ったのですが、
今回は何が何でも優勝してもらいたいとの思いで、
会社に休暇をいただいて応援に駆けつけました・・」

と大学野球にもプロにも行かなかったけれど、
現在は会社員として頑張っておられる様子です。
それ以上のコメントはありませんでしたが、
家庭環境やご自身の葛藤もあったであろう色々な人生劇場。
想像の膨らむショート場面でした。

過去にはこの高校野球からもプロ野球や大リーグで活躍する
ヒーローが出てきています。
今年もそれを予感させる少年が何人かいましたね。
彼らは大事なところで必ず見せ場をつくります。
アナウンサーも解説者もそこを拡大し繰り返します。
それも楽しいところです。

一方で、懸命に努力し素晴らしいプレイをしているのものの、
スポットの当たらない選手もいます。
4000校ほどのチームですから色々な選手が混在していています。
だから尚のこと一握りの「ヒーロー」が輝いて見えるのでしょう。

そして彼らをまとめる各校の監督。
この指導者の影響は大きいですね。
選手に対する厳しさ、そして統率力やコーチング力、包容力。
実践の場面では、戦略と戦術。
強運も加えて、いやぁ~、 それぞれの監督さんは、
皆、本当に大したものです。
大経営者です。

今年も「熱闘」ありがとう。

 高校野球は、甲子園!  
   草野球と言えば缶ビールだ! 
  
     額縁のことは額装の㈱アート・コアマエダ(店主)