身につまされる


こんにちは。
梅の蕾もすこし膨らみました。
「早春の兆しあり」
お元気でお過ごしでしょうか?

月末にほぼ決まって来社されるお客様がおられます。
大好きな同業の先輩でして、かれこれ20年以上も続けているのです。
お会いするたびに交わす儀式があります。

「こんにちは、お体は、大丈夫ですか」
「一ヶ月なんて、はやいものですねぇ」
「本当ですね。早すぎて、イヤになりますねぇ」


「時の流れの速さと健康と家族」はいつものテーマです。
そして笑顔で別れます。
他人が聞いていると笑ってしまうようなマンネリの挨拶です。
ただそれだけのことですが、今は習慣になり楽しみになっています。
「いよいよ来週、手術されるということですが、どうぞ頑張ってくださいね!!」

閑話休題。

「現代の「人間社会」のおかしいところは何か?」
こう訊かれたダライ・ラマは、答えました。

それは、「人間」・・・
だって金をつくる為に自分の健康を犠牲にするだろう。
次に金を犠牲にして、健康を取り戻そうとする。
そして、将来が、心配でたまらない為、現在が楽しめない。
結果的に現在にも、未来にも生きていない。
死ぬことが無いかのように生きて、きちんと生きることなく死んでいく。
・・・・。


  身につまされますね。
  今週の額装職人は、いつもより気を引き締めて精進しています。
                  ㈱アート・コアマエダ