額縁のデザイン「3」

こんにちは。

台風の後、東北、北海道の農家の皆様は、被害甚大の様です。心からお見舞いを申し上げます。        

さて、今は多くの人がダイエットに時間とお金をかける時代。自らの健康の為にも、できればスリムでありたいと思っています。

実は額縁も細いフレームで、とのご要望は以前からありました。しかしながら、こちらにはお金はをかけていただけません。材料が少なくて済むので安価にできるイメージがあるからです。

キャンバスぎりぎりにシンプルなフレーミング。額装してみると、なかなかいいものです。個性的な作品にもなじみます。フレームとキャンバスは、裏からのネジ止めです。

極細額縁

しかし最大の難点は強度でした。外部からの力が加わるとコーナーの留めが開きやすい。素材の選別も難しい。一枚板から削るとなると、ねじれが出てくることもあります。ほどほどの太さを保って、妥協を重ねて今日まで来た様に思います。

その為、極細にするには工夫が必要です。その極め付きに、手前どもではサシコの作業を工程に入れています。二枚板でエル型に組み、その接合部に溝を掘り、堅い細木を差し込んで接着します。

刺子

拡大写真でお判り頂けますでしょうか。これで、直角の強度保持をします。

匠の技のひとつに加えています。

まもなく夏も終わります。日本人は昔から梅干をよく食べました。食中毒にも効果あり・・と。今年は、幸運にも手作りのものを入手。効果は、身をもって体験しました。
        
細くて奇麗にコダワル! 梅干好きの額装屋㈱アート・コアマエダ(店主)