円熟のオーラ

素晴らしい人にであった。
その人は痩せ型で長身
白いものが半分の短髪
60代も半ばだろうか
「第二の人生 途中入社かもしれない」
等と勝手に想像するほど 気になる
彼のすべての所作には 無駄がない
接してみれば少ない言葉にも「やさしさ」がこもっていた。

料理人の服装だが料理はしていなかったように思う。
支配人でもない。 (やはり 見習いなのかな~)
大きいテーブルが、9席
すべてにタイミングの良い気配りをしている 「かっこいい人」
マナーを強要するでもなく お客に媚びる様子もない
人間性の円熟は、オーラのように滲み出てくるものなのか
いやーっ 参った。
歩き方までかっこよく見えるから不思議だ。

五月連休 最後の日
久しぶりに夫婦で食事に招待された。
私共には めったにない機会
秋葉原から歩いて5分
全階レストラン
そのビルの10階だったと思う
窓からは 電器街が 一望できた
見晴らしの良いフロアーで鉄板焼きをご馳走になった
美味と楽しい語らいに時間だけは 早回りする
そこであの素晴らしいオーラの人に出会ったのです。
いやーっ 参った。

人生途上、上には上の人が居るものです。
 
 

昨日のあれは 何だったのか

多くの企業が苦しんでいる。
「利益が出せない。」
多くの国民が口癖にしている。
今は、「不況だから仕方がない」と。

 この暗い時代に
銀座の某ホテルで ある企業の研修打ち上げパーティーがありました。
アート企業です。
昨夜のことでした。
会場に入った瞬間 社員の皆さんが脂ぎって見えました。
はじめは、照明の為かと確かめるが、
間違いなく一様に眼も輝いていた。
飛び交う声も元気が良い。
なんだろう このパワーは。

私の知っている限りアートの世界は不況です。
この業種にして こんな元気が有っては不自然。
原因探求  よし それでは、最後まで見届けることにしよう。

今 利益が出せなくても 
すぐにでも利益を出せる確信がこの会社にはあったのです。
ただそれだけ。  確信と勇気。
気力と 元気があれば 何でもできる。
「未来へと 確信の共有を」
カリスマ社長が全従業員に必死に伝えようとしている。
「皆でよい会社にしよう」
胸を張って 大きな声で 繰り返す。
大変なエネルギーだ。
そのパワーが、やがて新卒の従業員の頭の先の毛細血管にまで達する。
そして会場全体が 真っ赤な炎と化すのだ。
オーッ 今期も目標を達成するゾーッ おーっ イエス ユウキャン、、、。
ここはどこの国だ。

やがて景気は回復するでしょう。
このような企業から順番に。
しかしこのカリスマ社長の あの凄いエネルギー源は 何なのだろうか?
いつも何を食べておられるのか?
熟考しつつ帰路に着いた。

      今日も考え込む額縁屋  アートコアマエダ   前田修一

夫婦と額装業

年月とともに 夫婦は 似てくるから不思議だ。
自らの夫婦のことは、わかりにくいが
友人知人のご夫婦を見ていて そう思うことが よくある。
お互いの自己主張だけでは、いずれ悲劇が生まれる。
どこかで妥協 調和させようと努力している。
かなりの我慢と苦闘の結果・・・。
いや 訂正。
すべては協調の夫婦愛で。
積年の産物として 調和し似てくるのでしょう。
やがては、似た顔の子供 似た声の孫達が介在してくる。
たまに一族集合する時が有る。
子供達夫婦を眺めて その確信を強める。
夫婦とは ほらっ やっぱり似てくるものだな~。

私達の仕事は、額装業
こじつけのようで恐縮ですが
額縁と絵は、夫婦にも似ているように思います。
過剰反発は、落ち着かない。
色合いの過剰調和も魅力が無い。
絶妙の妥協と反発。
豊富な額装経験によるイメージ力。

額装で 必ず検証すること。
それは  

作品の尊厳が 一番ですよ。
作品が、生きていますか? 
輝いていますか?
額縁が作品より自己主張していませんか・・・?


私達職人は 毎日こんなことを勝手に想いながら
額装と人生を極めるための精進をしています。

明日からは、アクリルボックスの新製品の開発にかかります。  


        額装道場 ㈱アートコアマエダ     前田修一