額縁のデザイン「女性のパワー」

このところ何度も襲来した強い台風。

お元気ですか。

アメリカでは、台風に女性の名前がついているそうです。凶暴な台風なのに、なぜ女性の名前なんでしょうか?気象学者の奥さんや、ガールフレンドの愛称が使われていると聞きました。

さて、どうなんでしょう。

ところで、弊社額縁工房においても、最近の女性の活躍には目を見張るものがあります。しかも、弊社の女性は台風のように凶暴ではありません。大人しくもありませんが(笑)。それぞれ元気で明るく仕事根性があります。

受注の仕事の量には波があり、大波の時は工場内は超多忙です。そんな時も弊社の女性陣は、素晴らしい忍耐力を発揮してくれています。

さて、今日はその輝く女性陣を紹介をさせていただきます。まず、ベテラン「土元」さんの登場です。マット加工に幅広く対応していただいてます。電動ミシンも自在に操作します。彼女の仕事は、いつも完璧です。

次に、いつも真剣にプロフェショナル、金箔張り加工の「庭山」さん。彼女はいつも静かですが、仕事に対する情熱は常に沸騰しています。額装仕上げの「戎谷」さんは専門の学校を卒業し、木工の作業にも習熟。(ここだけの話、かなりの酒豪とか・・・)

みなさん、いずれも優れた「匠」です。

私的サークル活動で、額装の先生に師事して学んでいるという女性もいます。「伴侶の次に額縁を愛している」と公言。いつもニコニコの総務事務の「難波江」さん。(下の絵のモデルです)

いつもニコニコの総務事務の難波江さん

描いたのは、先ほどの「庭山」さん。特徴をうまくつかんでいますね。

事務室には、女性陣のリーダー的存在で速歩のスーパースター、経理事務の「阿部」さんがいます。営業事務には達筆で、しかも責任感の強い自転車ライダーの「後藤」さん。その助手には、高度なパソコンスキルを持つ最強の新人「馬田」さんが控えています。

男性の多い職場の中でもしっかりとした存在感。女性の精鋭部隊です。

老若男女ゴチャゴチャの職場は、個性の摩擦や化学反応が折々に起きて、それが物造りの刺激になっているように思います。

イラストは落書きのつもりだったと聞かされましたが、あまりにも可愛くコンプリートされていたので、紹介させていただきました。

これからも弊社の「女性のパワー」にご声援ださい。  

  額装の㈱アート・コアマエダ(店主)

額縁のデザイン「4」

こんにちは。日本列島、台風のお陰で雨の多い毎日でした.

お元気ですか。

先週、異業種から複数の来客がありました。その中で朝霞市にある本田技研デザイン開発室の方の来訪時の話です。弊社のクラッキング塗装に興味を持たれて見学に来られました。その折、オートバイ塗装について、こちらも色々と勉強させていただきました。

雑談の中で、創業者の本田さんの話になりました。その昔、新製品は本田さんのところへ持っていって、最終的な許可を取るのが恒例であったそうです。ところが「こんなのは、売れないぞ!」と酷評された車は、逆に必ず売れたという、皮肉な伝説が残っているそうです。ヒット商品になるかどうかは、カリスマの創業者でも予測は難しかった・・・と。(笑)

さて、先ほどのクラッキング塗装の話です。額縁の場合は、2種類の塗料を吹きかけることで化学反応を起こし、細かく網の目のように分離させます。

クラッキング塗装

そのあと、額縁本来の「黒」の塗装をします。溝が目立つと「うるさく」なりますので、上に茶系混合の「いぶしの粉」を粘着させ古い感じを出します。

クラッキング塗装・いぶし

一定の時間を経て、磨くようにふき取ります。溝に残った粉が模様の陰影を醸すことになります。目の前で作業をし、その出来上がりを参考品としてお持ち帰りいただきました。

本日は、デザインというより塗装の話でした。

雨が終われば、澄み切った夜空に白い月。
「無念夢想」
こころを整える季節にしたいものです。

    埼玉の額装屋㈱アート・コアマエダ(店主)




額縁のデザイン「3」

こんにちは。

台風の後、東北、北海道の農家の皆様は、被害甚大の様です。心からお見舞いを申し上げます。        

さて、今は多くの人がダイエットに時間とお金をかける時代。自らの健康の為にも、できればスリムでありたいと思っています。

実は額縁も細いフレームで、とのご要望は以前からありました。しかしながら、こちらにはお金はをかけていただけません。材料が少なくて済むので安価にできるイメージがあるからです。

キャンバスぎりぎりにシンプルなフレーミング。額装してみると、なかなかいいものです。個性的な作品にもなじみます。フレームとキャンバスは、裏からのネジ止めです。

極細額縁

しかし最大の難点は強度でした。外部からの力が加わるとコーナーの留めが開きやすい。素材の選別も難しい。一枚板から削るとなると、ねじれが出てくることもあります。ほどほどの太さを保って、妥協を重ねて今日まで来た様に思います。

その為、極細にするには工夫が必要です。その極め付きに、手前どもではサシコの作業を工程に入れています。二枚板でエル型に組み、その接合部に溝を掘り、堅い細木を差し込んで接着します。

刺子

拡大写真でお判り頂けますでしょうか。これで、直角の強度保持をします。

匠の技のひとつに加えています。

まもなく夏も終わります。日本人は昔から梅干をよく食べました。食中毒にも効果あり・・と。今年は、幸運にも手作りのものを入手。効果は、身をもって体験しました。
        
細くて奇麗にコダワル! 梅干好きの額装屋㈱アート・コアマエダ(店主)