見上げるアングル

今年のG・Wは、いかがお過ごしですか。

こんにちは。

ニューヨーク在住で現代アーチスト佐藤正明氏と奥様、そしてアールビバン㈱の野沢会長との会食がありました。幸運なことに小生も同席させていただくことができました。

東京タワーの下にある「東京 芝 とうふ屋うかい」。見事に手入れされた日本庭園を持つ食事処です。料理だけでなく「おもてなしの心」がしっかりと感じとれます。素晴らしい処でした。

佐藤氏は、ほぼ50年前ウォーホールや、ジョーンズと一緒に展覧会がしたいという夢を描いて渡米。そして、その夢を実現されました。今では誰もが知る、大成功された画家です。

作品は、世界的に高名な美術館にのみ展示されています。現在もニューヨークを拠点にご活躍中の現代アーティスト。小生より5歳年長ですが、血色もよく、スリムで若々しく感じました。

奥様もビーズ手芸で、世界一の栄誉を獲得されたのだそうです。

米国での創作活動のあらましをお聞きしました。そしてニューヨークでの生活のエピソード。夫婦喧嘩の「裏ワザ」まで公開され笑い転げる盛り上がりに。オープンマインドの素晴らしいお人柄のご夫妻でした。

宴も終わり玄関へ出ると、ライトアップされた東京タワーを直下から見上げるポジションに。「うぉっ!」珍しいアングル。首が痛くなるほどに、仰ぎ見ました。黒い夜空に映えて実にアートフルです。

「いてててっ!」首が悲鳴を上げています。

しかしながら今宵は楽しかったです。ありがとうございました。

素晴らしいゴールデンウイークでありますように 

  額装の㈱アート・コアマエダ(店主)

白とモダ二ズム

熊本県被災地の皆様には、心からお見舞いを申し上げます。

「この地震のメカニズムには、まだまだわからないところがある」とのことです。地震学者の使命と予測の限界が今問われています。「地震列島日本」の学者の皆さん、しっかりとご研究のほどよろしくお願いします!

こんにちは。

さて、前回は「玄黒」でした。今回はまた「白」に戻ります。

建築家の論文の一部です。

白が、氾濫すればこそ、白の意味が問われなければならない。(建築家 伊東豊雄)


たとえばル・コルビュジエの「サヴォア邸」に代表されるように、1920年代に始まるモダニズム建築には、必ずといっていいほど、基調としての白が用いられてきた。現在もその傾向は変わっていない。それは、素材感を消して白に塗り込めることが、空間を素地のフォルムのままに提示する方法として有効であり続けているからに違いない。(建築家 松隈 洋」


前後の文章を省略してあるので、これだけでは理解しにくいのですが、繰り返し現代建築と白の関係が述べられています。

小生は思うのです。

中南米に行きますと、スペイン風の民家が並んでいます。特徴はレンガ色の屋根に白壁。緑の森に青い空。白壁が太陽に映えて素晴らしいコントラスト。

そうです。「白」は、現代建築物だけの特徴ではないのです。

ヨーロッパの城。日本の城。古い街並みの酒蔵。すべて白壁が基調になっています。建築物の「白」は、世界中で古くから重用されてきました。

科学的には、白とはすべての色の可視光線が乱反射された時、その物体の表面を見た人間が知覚する色です。視覚的に無彩色であり、膨張色である、ともされています。

フレームに作品の中の色をライン状に塗り込みますとこのようになります。

白フレーム・カラーライン

白フレーム・カラーライン

白だけの場合より、作品との連体が補強されると思います。

「白」の魅力にとり着かれた額装屋 ㈱アート・コアマエダ(店主)

額装の新時代 (玄黒)

石神井公園も葉桜。4月の風に小刻みに揺れています。華やかさはありませんが、若葉にはすがすがしい魅力があります。簡単に散りそうにない芯の強さと清潔感。これもいいですね。

こんにちは。

新しいことを考えるのにはエネルギーがいります。まず頭の中から追い出さないといけないことは、「こだわり」「マニュアル」「古いルール」。必要なのは「恐れずにチャレンジする勇気」ですね。基本さえ押さえておけば、あとは、大丈夫と決め込んでいます。

新しいアイデア場合「コストのこと」は当面麻痺させておきます。

「額縁はできるだけシンプルに」のご依頼が、増えています。どんどん細くしてプレーンになっていく傾向があります。「キャンバスや、パネルだけで飾られる時代が来る」と予測する人もいます。すると額装の仕事は、益々衰退してしまう。そんな説の抵抗勢力となれるように自らを叱咤激励。素晴らしい額縁を世に出し、お客様に存在感を提示いたしたいと日夜テンパっています。

玄黒塗装額縁

「グラマラス」を主宰しておられる気鋭のデザイナー森田恭通先生(昨年のパリ個展出品作品)。1.5メートル四方の大作品もありました。四角いパラボラ型で、直線の外広がりのデザインで額装させていただきました。先生の設計に忠実に造らせていただいたものです。

木部の削りと角度には、注意を払ってあります。玄黒塗装は、額縁には難しい色とされていますが、この作品にはモノトーン特有の「エネルギー」がありますので、適合色となりました。

額装の模索は、来週も続けさせていただきます。

    春の紫外線に眼を細める 額装の㈱アート・コアマエダ(店主)