今風の人気額装

こんにちは。

まだ、桜は大丈夫のようです。小生は、石神井公園の桜を二度目、楽しませていただきました。
  
さて、前回に続いて丹下健三さんの言葉をお借りします。  

建築と都市計画は、時代様式を持つことによってのみ、人間に訴えるものになる。昭和の社会なり技術的条件なりを反映させながら、しかも美的な体系を保っている美しい様式を作り出す時期に来ているといえよう。

  
少し難しげな文章ですが、手前どもも平成の新しい額装様式を模索しています。
 
「最近の額装ピックアップ」

人気額装のキーワードは、シンプル、プレーン、白。やはり飾りを取ってしまった形が多いですね。

シンプル額装

これは、ツヤ消し白(弊社の隠語)を基調にしています。光沢は、消すように工夫をしてあります。下地は、磨きすぎないように注意しました。平型でシンプルではありますが、フレームは、やや幅広にしてあります。 

平型額装

  
作品とフレームの間隔にも余裕を持たせてあります。 小作品ですので、少しばかり大きく見えて、目線が作品に集中できるようになっています。元々素晴らしい作品ですので、全体にすっきりとまとめさせていただきました。

笹倉鉄平先生の作品です。
  
「最近の額装」次回も続けさせていただきます。
  
  風に舞った桜の花びらが、ハラりと額に
  額装の㈱アート・コアマエダ(店主)

額装スタイルの変遷

こんにちは。

桜が見事に咲きましたね。そして今、女性が一番美しく見える季節。

お元気ですか。

今回は日本を代表する建築家、丹下健三氏の紹介をさせていただきます。もちろんご存知の方は多いと思います。彼は多くの俊英を育成し世に送り出してきたことでも有名です。そして物故となられた現在も、彼が設計した建築物は威容を放ち続けています。建て替えられた物もありますが、その作品は世界中にまだ残っています。

東京都庁舎、代々木第一体育館、草月会館、大阪万博会場、海外の国王の官邸、邸宅、競技場、美術館、等、多すぎて固有名は書き切れません。

そして著書の中でこう語っています。

建築と都市計画は、時代様式を持つことによってのみ人間に訴えるものになる。

(中略)

その時代の技術とか生活文化とかを表現するものであり、さらに空間や形をより豊かにする装飾は、その時代の美的エレメントの総体としてのシステムを意味している。

機能主義近代ができた時にまず我々は「装飾は切り離そう、様式はぬぐい捨てよう。美などという心の問題は、機能主義の旗の下では、暫く忘れよう」そういうスローガンのもとで出発した。しかし、今も忘れられたたままになっている。現代の様式や近代建築が、切り捨ててしまった様式を若い人たちの力で再び発見する努力をしていただきたい。

今多くの世界の建築家の人たちは、努力を始めようとしているようにも見える。


新しい額装を模索している私たちにとっても励みになる貴重な言葉です。

額装スタイルは、家具や建築デザインの歩みと呼応しつつ変遷していきました。過去のバロックやロココ時代の特徴的な形態は、建築や内装のスタイルが変わるとともに、そのほとんどが姿を消していきました。

来週に続けたいと思います。

シンプル額装

シンプル額装

写真のフレームは、一定の強度を確保しつつ、シンプルに造らせていただきました。

  桜の下で、腕を組み黙考中 額装の㈱アート・コアマエダ(店主)


「うどん」でしょ!

こんにちは。桜が咲き始めました。お元気ですか。

桜といえば団子。

でも今日は「うどん」の話です。小生は若い頃からうどんが大好きです。どちらかといえば、軟らかい関西風。「うどん出汁」と呼ばれる昆布といりこ、かつお節のダシと薄味醤油と塩で・・・トッピングは「ネギ」「蒲鉾」「七味」。

食べ方の流儀としては、麺そのものをあまり噛まないで、ほぼ原形のまま喉ごしを楽しむのです。原形のまま・・・というのは、大げさですが、そのような感じですね。

時を経て、関東風のコシのある「うどん」に巡り合いました。昆布のダシは同じですが、厚削りのかつお節と薄削りのかつお節の追い鰹、濃い口しょうゆ。

しっかりとネギをのせます。流儀としては、しっかり噛んで食すこと。これも真においしいのです。天ぷらとも合いますね。

以前、浜松町に弊社の営業所がありました。駅から大門に向かう途中に「讃岐うどん」を食べさせるお店がありました。生姜の味で薄味、麺は茹でたてにこだわっていました。風船のように膨らんだ弾力感。昼などは、辛抱強く並んで食べた記憶があります。

四国の松山には、いりこ(煮干し)でダシをとった美味しい「うどん」があります。これも好きなのです。

どれが一番好きかと聞かれれば。

今は「うどんならば全部好きです」と答えるようにしています。それでは答えになっていない・・と言われても、これが本当の気持ちです。実際に、全国各地にはそれぞれの美味しい「うどん」がありますから、結局は食べなれたものが一番ってことになってしまうのでしょうね。

小生は団塊の世代です。子供の頃の日本はまだ貧しくて、「うどん」や「蕎麦」はわれら庶民にとってぜいたくな外食産業でした。「ラーメン」は、さらにもう一段、上位だったかもしれませんね。

グルテンのお蔭で、今日まで健康でやって来れました。軟らかくても、もっちりとしたコシのある人生を過ごしたいです。 

  額装の㈱アート・コアマエダ(店主)