上塗り物語

こんにちは。

連日の猛暑ですが、お元気ですか。睡眠と水分補給は、大丈夫でしょうか。

今朝、想ったこと。

世には「恥の上塗り」とか「嘘の上塗り」と言う言葉があります。やっちゃいけない事と分かっているのにも関わらず、政治家も高級官僚もこれをやります。頭脳に自信の有る人達は、嘘を隠すために見事な嘘を重ねることになるのでしょうか。頭が良いだけに簡単にうまくやります。最初は上手くやってるようでも、答弁で辻褄が合わなくなった時は・・・もう手遅れです。厳しい詰問を受けた後、辞任辞職に追い込まれます。今までの人生を掛けたキャリアの積み重ねも、そこで終わることになります。歴史に学ぶ機会はあったと思うのですが・・・。これは優秀な人達に天が仕掛けている「罠」かと思って観ています。

さて、取組中のアートワークの仕事の話です。ホテルや病院に設置される作品を額装しています。

額縁木地組み立て
まず、木地を正確な寸法で組み立てます。表面はサンドペーパーで丁寧に磨きます。すべて指定色で統一。次に塗料を選別し下塗りを開始。乾燥具合の確認後もう一度塗ります。

下塗り・乾燥
仕上がりの色によっては、2度、3度と上塗りをします。「嘘の上塗り」ならぬ「塗装の上塗り」は、値打ちが上がるというものです。「罠」などは、ありません。塗り重ねることで傷がつきにくくなり、色に深みも出ます。

額縁の製品管理
出来栄えは、気候の影響を受けることが稀にあります。特に雨季などは要注意です。この為、塗装室の温度と湿度は、常に一定に管理されています。

   上塗り名人 額装の㈱アート・コアマエダ(店主)

皆と一緒に

数十年に一度の豪雨。各地で深刻な被害が出ました。被災地の皆様へは、心よりお見舞いを申しあげます。

弊社二階窓より北西の空、朝7時40分。 


こんな話があります。鼻の無い9匹の猿と鼻の有る1匹の猿が、集団生活をしていました。当初、鼻の有る猿は、鼻の無い仲間の猿を見て、いつも笑い転げていました。ところがある日、自分の鼻を石にこすりつけて鼻を削りだしたのです。

やっぱり、「皆と一緒がいい」と。

小生は、今、努力していることがあります。リハビリの一環ですが、できるだけ多くの人達と関わることにしました。加齢とともに、社交の範囲が狭くなってきました。ですから、機会は逃さず、事あるごとにお喋りを楽しむ様にしています。

若い頃の無口のダンディズムは、捨てました。

一緒に唄を歌ったり笑うことで免疫力や、海馬力がアップするともいわれています。     

「わたし」とは、如何なるものぞ。人の群れに混ざって、初めて気が付くことがあります。周囲の人達の表情や態度は、自分の姿のミラーです。「こりゃあ、いかんぞ」と修正をすることもできます。「あの人も頑張っているから」と、前向きの感情も沸いてくるというものです。     

「困った、あの人の名前が、思い出せない!」
「う~っ」

でも慌てないでください。自分の名前さえ思い出せれば、まだ間に合います。皆の中へ混ざって楽しくやっていれば、きっと思い出すものも多いのだと思うのです。

  炎天下の楽天家 額装の㈱アート・コアマエダ(店主)

お化粧直し

こんにちは。

暑い夏がやってきました。汗は、女性の美容の天敵。折角のお顔のメークも台無しになることがあります。そこでデパートもこの季節、女性のメイクサービスに力を入れています。プロの技術による本格的なものです。苦戦の百貨店も、これにより化粧品の売り上げは右肩上がりとか。

額縁修理
こちらは、額縁のお化粧直し(修復)です。重量級の石膏の額縁です。どんなところに掛けられるのでしょうか。

ユトリロの作品。

傷の修復よりも、砕けてしまった形を復元するのが大変でした。金箔は、全面的に張り替えました。作品にあわせて、金箔の光沢のトーンを調節。見違えるほどに奇麗になりました。汚れたガラスは、アクリルにお取替え。

カンザシ補強
この額縁の凄さは裏の仕様にもあります。写真ではわかりにくいのですが、コーナーの所に斜めに同種の木を埋め込み、カンザシ補強をしてあります。

これで強度は、格段に増します。

本気で「挑戦」今年の夏の始まり   

  額装の㈱アート・コアマエダ(店主)