作品のオーラと額装

今回は古典額装のお仕事をご依頼いただきました。
こんな時、職人達の目は、ひときわ輝きます。

作品の色調とタッチをよ~く観察します。
個性を受け止めます。
やがて額縁の輪郭がイメージできます。
今回も担当者は、数種類考えました。

提案とお客様のご希望が、最終合意。
今回は、櫛形模様(くしがたもよう)の額縁です。
特別寸法のオールドスタイル。

まずは、特徴のある櫛型の形状をつけます。

櫛形の形状を作成中
そして、大きい模様をコーナーに乗せます。

コーナー模様
形を修正してから下塗りを済ませて、金箔を貼ります。

仕上がり
最後に作品が最大限活きるようにと、トーンの調節をします。
ごらんのようになりました。

櫛形模様額装
古典額装ですから、それぞれの工程に熟練が必要です。

これで作品のオーラを引き出すことができたのでしょうか。
私たち職人達の修行は、まだまだ続きます。

  額装道を今日もひたすら歩む 額の㈱アート・コアマエダ

一本の道

高校時代の恩師 土井先生。

秋の叙勲で瑞宝小綬章を受賞されました。
私達多くの教え子にとっても大きな喜びであり誇りです。

長年にわたり私の母校のラグビー部の指導に貢献。
ラグビー協会の発展にも尽力されました。
この功績が、高く評価されたものです。

当時は、練習が厳しく、私にとっては、辛く苦しい毎日。
高校生活は、暗いものと諦めていました。
我が高校は、ハードな練習で名が知られ、卓越した名選手が揃っていました。
その後、工業高等専門学校になり伝統は、今も引き継がれています。
全国大会V3に来年は、挑戦するのだとか。

入部当初の私は、皆について行くことで精一杯。
先生や先輩が鬼のように見えました。
やがて先生の情熱が乗り移ったのか、
自分の限界を超えたレベルで競技ができるようになりました。
先生のお陰で人生観が、変わりましたね。
大恩人です。

人生は、長いようで短い。
一本の道を愚直に究めるお手本をいただきました。

土井先生おめでとうございます。
1月9日のパーティで、お会いできるのが楽しみです。

額装道を究める一本の道 額縁の㈱アート・コアマエダ

あの時の鳥

「プッチン」
鈍い音
そのまま道路に落ちた。
名も知らぬ小さな鳥。
二羽の鳥がふざけあって飛び回っていた時の事故。
一羽が車のフロントに当たって気絶したのです。
そのまま下に落ちました。

日曜日の午後 いつものリハビリウオーキング。
駅前の通称桜並木でのこと。

直後
その鳥は、後続の車に潰された。
バス停に立っていた人が、
かすれた声で、キャーッ。
相方の鳥は、バタバタと超低空で周りを飛び回っています。
気が狂ったかのようです。
しかし、どうすることもできない。

その間20秒くらい。
やがて、もう一匹はどこかへ飛んでいきました。
意外にあっさりと。
人間と鳥の情の違いか。

15分くらい後の帰り道。
あの場所で、その鳥らしき一羽にまた出遭った。
三半規管が壊れたような異常な飛び方だった。
死体は、既にアスファルトと同化していた。
残ったにおいを探しているかのようにも見えた。
この日は、本屋にも寄らず、まっすぐ帰宅。
明るい妻の声に我に返った。

感謝と元気で明日も頑張ろう。っと。

  感謝と元気の額縁屋 ㈱アート・コアマエダ