イチローと針葉樹

当初、イチロー選手が面食らったバット。
アメリカのバットの材料の多くは、ホワイトアッシュだとか。
これは、軽くてやわらかいのが特徴です。
日本のバットとは、材質が、違います。
実は、このホワイトアッシュは、額縁の材料としても多く使われています。

額縁に使われる木は、建築や内装材や家具に使われるものと、同種のものが多いようです。
木は、大きく分けて(針葉樹)と(広葉樹)に分かれます。

針葉樹は、13500万年前恐竜の時代に栄えました。
広葉樹は、5000万年くらい遅れて発生したのです。

やや進化した植物といえます。

針葉樹はより原始的であるため、仮導管(根から水を吸い上げたり、葉や、幹の重みを支えている部分)と、「柔組織」からなるシンプルな構造になっています。広葉樹は、繊維、導管、柔組織がはるかに複雑に分かれています。そして、針葉樹は、わずかの540種ですが、広葉樹は、ざっと20万種といわれています。

杉、ヒノキなど針葉樹は、まっすぐ高く伸びるので、使いやすいのですが、広葉樹は個性的な性質をそれぞれ持っていますので、扱いがなかなか難しいのです。それぞれに合わせたお付き合いをしなければなりません。要領は人間社会での付き合いに似ているかもしれませんね。

ちなみにイチロー選手が面食らったホワイトアッシュ。これはモクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹です。野球のバット、家具、額縁の他にも、ギターやボートのオールを作るのに利用されています。

今回はラーソン・ジュール・ニッポン社の記事と、その他の文献を参考にさせていただきました。

  再度勉強中の額縁屋 ㈱アート・コアマエダ

出会いの京都

数年前に料理屋のカウンターで飲んでいた時のことです。

約30席くらい。
場所は、京都。

右側には東京の親しい画商さん。左側には地元の陽気なお客さん。
そういう店なのでしょうか、地元の方ともすぐに打ち解け盛り上がりました。

他愛もない話をしているうちに、ただの陽気なお客さんだと思っていた方が
実は中尾新也先生とおっしゃる画家だった事が判明。

「えっ!?」  

私が額縁屋だと知り、先生もびっくりなさっていました。
なんと弊社の額縁を使っていただいていたのです。

世に言う「偶然」とは、このことか。
「ありがとうございます。」
しかし、この夜は既にお互いテンションが高いだけの酔っ払いおじさん。

(グダグダぐーだ)

何度目かの乾杯の後、つきなみの握手でお別れしました。

その後カタログやサイトを拝見してわかったこと。
中尾先生は、素晴らしい作品を実に丁寧に製作しておられる。
あの夜のイメージとは、かなり違うぞ。(すみません)
私は職人ですが、一連の作品には素直に感動し何度も拝見したものです。

そんな中尾先生の作品がスカパーの桜チャンネルで紹介されていました。
もちろん額装は弊社が手がけたものです。

Get the Flash Player to see this content.


「偶然の極みは必然か?」なんて、そんなことを今考えていました。
これからも、優れた作品をたくさん描いていただきたいと思います。

 カウンターの酔っ払い仲間  額縁の ㈱アート・コアマエダ

「一昨日のご質問」を調べました。

弊社サイトのメールフォームからご質問を頂きました。

ポリスチレン材料と発砲スチロールは、環境にどうなんですか?


最近は、額装の材料を環境問題に適応させるべく各社努力をしています。
まずは、樹脂額の材料関連で、発砲ポリスチレンのことです。

調べました。
簡単にします。

環境庁は、2000年10月31日に「内分泌科撹乱化学物質問題検討委員会」に対していわゆる「環境ホルモンリスト」からポリスチレンを除外することを決めたと報告しました。(中略)環境ホルモンとは、内分泌系の機能に変化を与えそれによって個体やその子孫、あるいは集団に有害な影響を引き起こす外因性の化学物質とされています。(中略)ケースの中のクッションや額装の厚み調節に使用されている発砲スチロールですが、これも環境適応性に優れています。燃やす時も二酸化炭素の発生も少なく地球環境にもやさしい素材です。完全燃焼すれば二酸化炭素と水蒸気になり、灰もほとんど残りません。

したがって、これも環境適応素材であることを確認しました。

㈱JSP ㈱積水化成品工業 ㈱サンポリマー ㈱ 共栄産業

㈱三菱化学「発砲ポリスチレン工業会による資料」より。


今後も順次「額装の素材」を検証します。

環境問題を考える額縁屋 ㈱アート・コアマエダ

1月4日の銀座通り