光の輪が夜空に

南魚沼市兼続公まつり大煙火大会



まだまだ暑い毎日ですが、お元気ですか。
昨年は全国的に自粛気味だった花火も今年は解禁のようです。
小生も先日楽しませていただきました。
場所は関越自動車道の六日町インターから10~15分くらいの所です。

地元の有志が資金を出し合って盛り上げているのが
この花火大会の特徴です。
打ち上げ直前には、スポンサーになっている人達の名前が
毎回マイクで放送されます。
地元の商工会のメンバーや個人名が多いですね。

「自分達の花火」・・・そんな感覚もあるのでしょうか。
一弾上がる度に異なる場所で大きな歓声で盛り上がります。

華麗な光と色が小輪や大輪となって夜空に乱舞。
それが、連続交叉するのです。
カラフルな光も数秒で消え、次の花が浮き出てきます。
山々に反響した音もダイレクトに肌で体感。
光と音には微妙な時差があります。
大きい爆発音は顔面に「ビシン」と来ます。
最も大きいのは、地響きのような「グァーン」と全身に来ます。
「のろし」を起源に発達してきた花火もいよいよここまで来たか・・・
という想いです。

左右は山、その間に河が流れています。
風向きが変わると、火薬の臭いが水と一緒に流れてきます。
さすがに臭いです。
まいった(笑)



一時間半の花火大会もいよいよラストのアナウンス。
フィナーレの大型花火を連打。
夜空に舞い踊ります。
そして終わった瞬間にまたやってくるあの「静寂」。
闇夜に戻ります。
虚脱さえ感じる時間。
活動的な「生」から暗い夜の「死」への移行。

実に不思議な感覚ですね。
足元を懐中電灯で照らしながら駐車場に向かいました。

車に乗り込む前に
ありがとうございました・・・
と軽く一礼。

 花火を最後まで楽しませていただいた
 額縁の㈱アート・コアマエダ