大和魂と女性

こんにちは。

ここのところぐんと涼しくなりました。
つい迷いが生じる朝の服装です・・・。
お元気でお過ごしでしょうか?

今日は「大和魂」の話です。

それは日本男児の血の中に脈々と流れているのだろうと信じています。

愛国と不屈の精神の象徴。
先の戦争でも多く使われました。
国民の戦気を高揚させ、
軍人のプライドを根付かせるのにも都合の良い言葉でした。
いま海外で活躍するスポーツ選手たちの
「心の芯」になっているかも知れません。

この誇り高き武士の心「やまとだましい」の言葉の発祥についてです。

常識的には男性に向けられる言葉。
それがですね、意外な事実がわかったのです。

この単語が最初に登場するのは源氏物語の少女帖において。
そして元々はなんと「女言葉」として使われたそうです。

これは以外でした。

当時の日本人男性は、学問もグローバルがベースにあったようです。
すなわち外国語(漢語)と儒学の勉強が必須。

女性はそれ以外の勉強をするのが当時の常識であったいいます。
つまり外国(中国)かぶれ?の平安中期の男性はとは異なり、
日本伝統の学問「ひらがな等の発明」を含めた
内向きで保守的な勉強をしていたのだろうと考えられます。

このドメスティックな傾向を総称して「大和魂」といったそうです。
国際志向の男性陣に対する反語ですかね。

余談ですが、江戸時代には鎖国の時代が長く続きました。
これでは、日本はだめになる・・・。
「諸外国からの学びができなくなると、もう日本は終わりだ」
と嘆いた男性エリートたちも多くあった・・・と想像します。

しかし、ゲームや文学、アニメーション、歌舞伎、芸術、武道など
今世界に誇る民族的「ジェイポップ」は、
孤立した内向き国家の時代に国民文化として醸成され、発展。
日本オリジナルは、伸びやかに育ってきたと考えられています。
これぞ内向き志向の「大和魂」のお陰ではないでしょうか。

先週の朝日新聞「天声人語」から気付きをいただきました。
言葉は時代とともに変節、都合の良い解釈に
一人歩きする場合があるということもわかりました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今週も皆様の周辺に良いことがいっぱい起きますように。
       
    大和魂かたぎの額縁屋 額装の㈱アート・コアマエダ(店主)