彼の「元気」に


台風一過、また暑い日が戻ってきましたね。

こんにちは。

弊社スタッフの大極(だいこく)さんのお見舞いに行ってきました。突発性の眼の病気「網膜剥離」で緊急手術。手術後、すでに4日後のことです。

大丈夫かなぁ。痛みで苦しんでいないかなぁ。手続きを経てドキドキしながら面会室に入ったのですが、予想に反して顔色もよく元気な様子。

「よかった」

医師には、退院まであと一週間程と言われているそうです。

「三度の食事はおいしく完食しています」とのことで、話は始まりました。眼は赤く腫れ、痛みもかなり残っているそうですが、冗談も連発。笑わせてくれました。

終始饒舌。

ブログへの掲載許可などは取っていませんが、こんな話でした。

「手術は麻酔を殆どかけなかった」
「いやぁ~痛かった」(笑い)
「眼球にガスを充填しているので、術後はうつ伏せになって寝なければいけなかった」   
「辛くて、ほとんど寝ることができなかった」    
「次の日も同じ姿勢でと言われ、また眠れないのかと心配だった」
「が、次の日からは熟睡できた」
「良かった」

実に他愛のない会話です。オヤジふたりが笑顔で喜びを共有し、大いに盛り上がったのでした。子供の頃のことや家族のことにも話題は拡がりました。

病気は多くの場合、患者を悲劇の主人公にしてしまいます。「ポジな人」は、これを喜劇にしてしまうことができるようです。彼は、想像以上の人間力を持っています。日頃、一緒に仕事をしていることを誇りに思います。安静を必要としている筈なのですが、病院の玄関まで送ってくれました。そして「気をつけてお帰り下さい」と。

どちらが患者なんだか。

見舞いに行って、彼の「元気」に励まされてしまった。
     
   額装屋の㈱アート・コアマエダ(店主)