無償の愛の「ちから」

ここのところ急に暑くなりましたね。

お元気ですか。

36年ほど前からお世話になっている税務会計事務所があります。先代の先生がお亡くなりになった後は、ご子息が継承しておられます。つまり二代目の先生です。いつもにこやかでスマートに対応していただいています。

先週、決算の件で訪問しましたところ、小生の体調に合わせてクーラーの温度まで微調節していただきました。細やかな心使いのできるお人柄に何時ものことながら感謝しています。経理指導が終わるころ、先代の奥様がお茶を入れてくださり、少し雑談をされて退室されました。

その時「はっ」と驚いたことがあります。

久しぶりにお会いしたのですが、お顔の色、目の輝き、声量までもが、すこぶるお元気になられたように思いました。お茶をいただいた後、先生に感じたままをお伝えしたところ「そうなんです。母は本当に元気になりました。他の皆さんからも同様の感想をいただきます」とのこと。

「実は、昨年、私達夫婦に長男が誕生しました」
「えっ! 存じ上げずに失礼しました、本当におめでとうございます」

でもそれとこれとどのような関係が・・

先生曰く、

「母は、父が亡くなってから急に老け込んでしまい本当に心配していたのですが・・・。妻が私の仕事の助手をしてくれている間、母に「長男」を預かってもらうことにしました。息子も今では、母になついてお陰で私たちも助かっています。その頃から、母が急に元気を取り戻し・・・」

ということでした。

好循環が、始まったのですね。

私たちは人に頼られたり、愛しむ対象が明確に出現した時、それだけで元気溌剌となります。ましてや稚児の無邪気な様子に接していますと、絶大な若返り効果が出てきます。

本当に肌の色や髪の毛までも艶々になって・・・すごいチカラだ。

おいしいお茶で喉を潤した後、ご挨拶。これを汐に帰路につきました。

また明日から素晴らしい無償の愛を探して、人生の旅を続ける 

  額装の㈱アート・コアマエダ(店主)