進化する塗料



こんにちは。

先日「額縁を作る」と題した講習会がありました。
企画は額カワダの河田社長。
場所は渋谷の絵の具店「ウエマツ」の研究室。
塗料の研究が中心でした。

講師は渋谷ウエマツの上田邦介氏。
(上田氏はウエマツと横浜の絵具屋三吉の社長でもあり、東京藝大で教鞭をとっておられたことがある方です。情熱的な講義でした)
参加者は額縁の㈱ドガ・カードルの高山社長や藝大の先生や学生さん等。
そして弊社からも2名出席。
上田氏開発のオリジナル塗料を使っての額縁試作。
優れた塗料であることも確認することができました。
アートリベル、アートレジン、濃縮水性顔料、桐油、アートグルー等。
いずれもオリジナル塗料。
水性ですが、乾くともう水では溶けません。
相当に優れものです。
長く額装の仕事に関わってきましたが認識不足でした。
勉強になりましたね。
着色だけでなく金箔貼りも可能。
いわゆる「ニカワ」の代用ですが、本物のニカワより優れた部分があります。
日本画の新しい材料としても認知されつつあるそうです。
もちろん額縁の塗料としても使用できます。

ある美術専門誌には上田邦介氏のことを「異端の革命児」として紹介してありました。小生はまだ入門したところですが、このレジンペインティングについてもっと深く勉強してみたいと思います。

これから益々暑くなります。
皆様、お身体ご自愛ください。

   まだまだ日々勉強、額縁職人の㈱アート・コアマエダ