究極のボディブロー

こんにちは。春のような暖かい日が続いています。

お元気ですか。

毎週日曜日に見る番組。公共放送の「ダーウィンが来た」を楽しみにしています。地上と海と空、それぞれの動物の世界の生存競争を楽しく見ることができます。

優れた番組だと思いますね。

実際には行くことができない深海の映像も見ることができます。そのなかの一部ですが、海の殺戮マシーン「ホオジロザメ」の話です。

これもすごい。海中にわずかでも血の匂いを感じたら素早く嗅ぎわけます。鋭い歯は永久に生え変わり獲物を襲うときは、自らの目を傷つけないように眼球が裏返ります。裏返った眼球で迫ってこられた時を想像すると、それだけで心臓が止まりそうです。実際に毎年多くの人間がこの「ホオジロザメ」によって命を失っているそうです。

ホホジロザメ

Fallows C, Gallagher AJ, Hammerschlag N (2013)



ところがこの殺戮マシーンにも天敵がいます。

「シャチ」です。まるで歯が立ちません。シャチの体当たりの一撃で、即死状態になります。体格もスピードもまるで大人と子供の様です。

「サメ」にも、大きな弱点があります。軟骨魚類ですから内臓を守る肋骨がありません。ですから、シャチの体当たりを食らえば一撃で内臓が破裂するというわけですね。

サメの弱点は、「ボディブロー」という話でした。

さて、先週のボクシングの話に繋げさせていただきます。往年の選手の中にもボディブローの名手はいました。

しかし、今の若いボクサーは凄いですね。軽量級の選手でも一撃のボディブローで相手を倒しますから・・・。ボディは、いくら鍛えても限界があります。腰を入れて撃ち込まれたらたら、耐えられるものでは、ありません。苦しくて切なくて、呼吸ができなくなりますから。

私の経験ではボデイを打つ時、自分の顔面が一瞬ノーガードになる怖さがあります。隙ができるのです。その隙の怖さを克服しないと思い切りのよいボディヒットは、できません。ボディ打ちの名選手が、その一瞬を狙われて逆にマットに沈むことがあります。まさに、このスリルがボクシングの面白さでもあります。

ボクシング談義は、少数派の世界だと思いますが、読んでいただきありがとうございました。後しばらく続けさせていただこうと思っています。
       
          額装の㈱アート・コアマエダ(店主)