額縁が見える

こんにちは。

いよいよ寒さも峠を越えました。まもなく桜が咲きますね。

お元気ですか。

毎日が修行のようで、いろいろな額装に取り組ませていただいています。

まず、お客様との会話を通じて、ご希望をしっかりと捕捉。そこへ、経験や知識のすべてを落とし込みます。もちろん頭の中には、引き出しをたくさん持っていなければなりません。

小生が若いころ、ほぼ毎日先輩に言われていました。

「絵を見ただけで額縁がついているように見えなければいけないよ」
「・・・」
「作品を見ているだけでイメージの中で額縁の衣装替えができなければいけないよ」
「・・・」

何も返せなかったのは、その頃は作品を見ても額縁をイメージすることができなかったからです。「自分には、まだ・・・それは無理」と心で叫んでいました。

多くの額縁サンプルから数種類にまで絞り込んでお客様に提示しなければいけません。その間もフル回転で額縁の衣装替えをイメージ。スピードも要求されます。

「額装屋は、真面目に仕事に向き合っているとイメージできるようになるんだよ」
「造る技術だけではだめで、感性に磨きをかけること」
「常にイメージのトレーニングを繰り返さなばならない」
「とにかく額装例をいっぱい見ておくことでんな・・」

小生が修行中だった頃の大阪弁の師匠の思い出の言葉です。

最近は現代アートが主流となり、額縁がついているようなついていないようなシンプルなものが多いですね。手前どもの若いころの修行の内容だけでは、多くのお客様が望まれているものを提示することができません。新しい感性の時代です。

額装の存在意義って何だろう?

  1. 作品を物理的に保護する。
  2. 作品の良いところを思い切り引き出す役目。
  3. 飾られる空間と作品を取り持つ仲人。

そんな使命のようなものをいつも考えています。

時代の変化と格闘をする・・今時の額装屋  額縁の㈱アート・コアマエダ(店主)

「天才」

おはようございます。

寒の戻りがありながらも徐々に暖かくなってきました。

お元気ですか。

天才-石原慎太郎

石原慎太郎著「天才」

駅前本屋の正面に積み上げられていました。

「天才」とか「秀才」その語感が好きになれない小生の偏狭な性格もあって、気になりつつもスルーしていました。しかしながら先日の会食の折、アールビバン(株)の野沢会長に強力に薦められ、興味が湧き遂に読むことに。

自らも政治家として相まみえた著者、石原慎太郎が強烈な個性を持ったリーダー「田中角栄」を本人に成り代わってモノローグで描いた作品です。もうすでに読まれた方もあると思います。

戦後の日本を代表する大政治家。
読めばこの表題に納得。

文字はやや大きく、老眼鏡なしでも読むことができました。

字に強い。
恋愛に強い。
駆け引きがうまい。
比類なき決断力と実行力。
最大派閥。
角栄節。
日本列島改造論。
日中国交正常化。
金権今太閤。
ロッキード事件。
闇将軍。
浪花節。
家族との葛藤。
脳梗塞。
不世出の天才政治家没。

読んでいる間は、自らも「天才」になったような気分になり、高揚した時間を過ごしました。

苦しいことだってあるさ人間だもの
迷う時だってあるさ凡夫だもの
あやまちだってあるよ
おれだもの       

相田みつお


さて「月並で凡夫」本来の自分に戻ります。

    一瞬で元に戻った額装屋 ㈱アート・コアマエダ(店主)

将棋の「歩」

梅が咲いています。寒さの逆戻りは、ご勘弁を。このまま春になってほしいのですが。

こんにちは。

「吹けば飛ぶような将棋の駒に・・・」カラオケで無難に唄える曲といえば、まず頭に浮かぶのがこれです。

ところで、将棋界の高名な羽生善治名人。「勝ち続ける力」の本の中で、語っています。

「着眼大局、着手小局」物事をできるだけ大きな視点で見て、小さなことから実践する。


将棋に限らず実社会でも十分通用する言葉ですね。早速、日々の生活にも応用ができそうです。

あと一つ、「歩の裏側を責められると受けにくい」とあります。これなんですが、考えても小生にはよく理解できませんでした。
 
「飛車」「角」の行動威力に比べて非力な「歩」です。一歩づつの前進しかできません。されど「歩」です。過小評価してはいけないよ!状況では、「金」にもなるんだよ。

ですかね?

ん・・・なんか違うなぁ。
   
将棋に詳しい方このあたりの意味を教えてください。「歩の裏側」って?
  
2週間前から木地縁フレームに着手しています。ホテルのルーム・インテリアです。シンプルな額装ですが、百数十枚あります。簡単な額装であっても過小評価しないようにしなければいけません。

木地縁フレーム
木地縁フレーム
「一つ一つに真心を込める」

これを合言葉に今週も頑張っています。
              
 「真心を込める」は、額装の基本かな 額装の㈱アート・コアマエダ(店主)